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『儺の國の星拾遺』,Duhr,中轅星

 軒轅は早春の星である。これを古人は仲女星(なかてのほし)・中條星(なかてのほし)といった。〝なかて〟とは、長門(なかと)(仲渡)とも書く。時間空間の無明未妙の状を形容した古語である。〝とりつぎ〟或は〝ひきあひ〟など媒酌人的存在であっ ...

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『儺の國の星拾遺』,Duhr,中轅星

獅子座δ星Duhr(ヅール)を中轅星(なかえぼし)と言った。

使われている漢字〝轅(ながえ)〟は、二輪あるいは四輪の乗り物を引くために長く出た棒を意味する。

乗り物を引くための棒が星の名前に用いられているのはな ...

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『儺の國の星拾遺』,Duhr

獅子座δ星の名を中轅星(なかえぼし)と言うそうだ。

国際天文学連合による固有名はZosma(ゾスマ)だが、筆者に従ってアラビア式のDuhr(ヅール)で通していく。

獅子座は黄道上にあり、星占いでも用いられている ...

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2022年2月2日『儺の國の星』,『儺の國の星拾遺』

しばしば登場するメトン周期の単位〝推〟。

漢字〝推〟がなぜメトン周期を意味するのか不思議だったが、その理由を『史記-封禅書』に見つけたので紹介したい。

【原文】

黃帝迎日推策,後率二十歲復朔旦冬至, ...

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『儺の國の星拾遺』,彗星,

北辰妙見が生命の始元という信仰が現れる以前は、すべて翼が万民の事始めになっていた。

(『儺の国の星拾遺』p. 49)

『儺の国の星拾遺』p. 49に書かれているこの一文。

どういうことだろうかと、色々考えていた。 ...

『解体新書』 クルムス著 杉田玄白・前野良沢・中川淳庵・桂川甫周訳 小田野直武画 1774年(安永3)刊国立国会図書館所蔵

『儺の國の星拾遺』,彗星,

解体新書を著した杉田玄白(一七三三~一八一七)の名は翼(よく(*ママ))であった。翼(**)とは鸛(こふのとり)が羽を広げた形であるが(中略)北辰妙見が生命の始元という信仰が現れる以前は、すべて翼が万民の事始めになっていた。解体新書は ...

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『儺の國の星』,『儺の國の星拾遺』,Alkes,彗星,田付星

暗黒の宇宙の彼方から白一条の彗星が大地に近づく。祖先はその白い光が地上の生命の源であったと信じてきた。(『儺の國の星拾遺』 p.50)

彗星が黒い空に白い尾をひくところから、黒と白が象徴的意味合いを持つことになったようだ。 ...

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2021年10月2日『儺の國の星』,『儺の國の星拾遺』,彗星

 暗黒の宇宙の彼方から白一条の彗星が大地に近づく。祖先はその白い光が地上の生命の源であったと信じてきた。天孫降臨の天浮橋(あめのうきはし)の物語はまさにその描写に外ならなかった。

(『儺の國の星拾遺』 p.50)

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