紅白は北欧の二神? 紅はフライヤ白はユール

〝なかて〟とは竿に紅白の二条の布を螺旋状に巻いて、神を先導する器である。今も宗像沖島(おきのしま)にこの伝統が守られている。五十年程前は祝賀の祭典の会場では天幕を支える柱にこの様式が採用されていた。香椎宮司木下祝夫博士(一八九四~一九 ...
筑前大島と河野氏と倉良星の話

『儺の國の星拾遺』獅子座δ星Duhrの章で「なかてのほし」の名が出、そこから中世の宗像沖ノ島「御長手神事」の話になった。(前々記事・前記事)
以下は自分用のメモ。
筑前大島の河野氏『正平二十三年宗像宮年中行事』 ...
中世宗像宮と「御長手神事」に関するメモ

『儺の國の星拾遺』にある「中轅星」(獅子座δ星Duhr)の章を読んでいる最中だが、関連して「仲女星(なかてのほし)・中條星(なかてのほし)」の名が登場したことから宗像沖ノ島の「御長手神事」の話になった。(前記事参照)
そこ ...
「なかて」とは竿に紅白の布を螺旋状に巻いて神を先導する器

「獅子座」を「軒轅」といい、「軒轅」を「仲女星(なかてのほし)・中條星(なかてのほし)」といった話の続きである。
「なかて」とは「時間空間の無明未妙の状を形容した古語」であり、「〝とりつぎ〟或は〝ひきあひ〟 など媒酌人的存 ...
「軒轅」を古人は「なかてのほし」といった

軒轅は早春の星である。これを古人は仲女星(なかてのほし)・中條星(なかてのほし)といった。〝なかて〟とは、長門(なかと)(仲渡)とも書く。時間空間の無明未妙の状を形容した古語である。〝とりつぎ〟或は〝ひきあひ〟など媒酌人的存在であっ ...
「中轅星」の名は中国の星座「軒轅」から

獅子座δ星Duhr(ヅール)を中轅星(なかえぼし)と言った。
使われている漢字〝轅(ながえ)〟は、二輪あるいは四輪の乗り物を引くために長く出た棒を意味する。
乗り物を引くための棒が星の名前に用いられているのはな ...
獅子座δ星を中轅星という

獅子座δ星の名を中轅星(なかえぼし)と言うそうだ。
国際天文学連合による固有名はZosma(ゾスマ)だが、筆者に従ってアラビア式のDuhr(ヅール)で通していく。
獅子座は黄道上にあり、星占いでも用いられている ...
『史記-封禅書』にメトン周期のことが書かれている

しばしば登場するメトン周期の単位〝推〟。
漢字〝推〟がなぜメトン周期を意味するのか不思議だったが、その理由を『史記-封禅書』に見つけたので紹介したい。
【原文】
黃帝迎日推策,後率二十歲復朔旦冬至, ...