生命の起源は宇宙にありと言う概念
筆者によれば、昔の人は新しい草木の品種は天から授かるもの・星や雨や風から誕生するものだと信じていたそうだ。
昔の人は新しい品種は天から授かるものと信じておりました。生命の起源は宇宙にありと言う概念は、極東の民族だけであり ...
彗星の尾がかかる山を観と定め天神地祇を祭った
コップ座Alkesの章は彗星に関する話が続く。
昔は彗星の尾がかかる山を観と定めて、ここに天神地祇を祭った。やがて観(かん)に遊ぶ白鳥を鶴(かん)と名付けて倭人は〝こふのとり〟と訓じた。新しき生命が世に現れる時、これを迎 ...
「国家百年の計」「あととり」の語源
ハレー彗星の周期がちょうどカリポス周期になっているのを利用して、太陰暦と太陽暦を調整していた話を書いた。
だが彗星は軽いので、惑星の引力で軌道が変わり、地球に接近する時期もズレることがある。
エドモンド・ハレー ...
彗星の間隔七十六歳 太陰暦を太陽暦に調節する時間的領域の限界
前記事〝「翼」は宇宙の彼方から飛来する彗星の門であった〟の続き。
前記事のポイントは次の二点。
1、古代中国で彗星は鳳凰に例えられ、二十八宿の一つ「翼」あたりに現れた。2、彗星が現れると蓂莢(めいらい)とい ...
「翼」は宇宙の彼方から飛来する彗星の門であった
タイトルにある「翼」とは二十八宿の一つ翼宿のことだ。
西洋式星座「コップ座」のAlkesは、中国式二十八宿では「翼」宿の星となる。
しばらく翼宿に関する話が続く。
古代中国において、この「翼」宿に彗 ...
Alkesは二十八宿の「翼」を構成する星の一つ
コップ座Alkesは、二十八宿では「翼」を構成する星となる。
春の星座と二十八宿はこんな風に重なり合う。
コップ座と翼宿の重なりを拡大。
「翼」の名の通り、鳥が翼を広げているようにも見える。
板付星-春近きを知る魚の群れを感じる名
春は水辺の世界にも訪れる。
Alkesにはそこから来た名もある。
夜半に吹き荒る海風が募る頃になると白魚(しらす)即ち、氷魚(ひうを)が川を遡る。百姓はこの星座の名を心得ていたか、すでに近東の空の知識を何時か何人か ...
柞星
「田付星」Alkesには春の植物の名前もついている。
田付星(たつけぼし)は又蘩蔞星(はこべらぼし)、柞星(ははそのほし)そして、特に那珂川で茅花星(つばなのほし)、茅蔞星(つばらのほし)、石蒜星(づべらぼし)と言う。〝づ ...