惑星の日面通過の話をした

ご依頼は「星の話が聞きたい」だった。

何が知りたいか尋ねると、「何にもわからないから何でもイイ」とのこと。
何度か電話でお話しした印象から、〝星の運動と正三角形〟についてか〝惑星の日面通過〟に興味をお持ちだろうと見当を付け、今回は惑星の日面通過について話すことにした。

もちろん私が専門家ではなくただの天文ファンであることも了承していただいた上でだ。

上図のような構成にしたのは、日面通過という天文現象の説明よりも、「なぜ観測するのか」「どうやって観測したのか」といった観測者の動きに焦点を当て、天体シミュレーションソフトで臨場感を味わってもらえればと思ったからだ。(なお観測者は弥生人を想定)

ポイントは、
・惑星は歳差の影響を受けない
・占いや暦の策定に利用できる
ということ。

あまり深堀りせず視覚的なわかり易さを心がけたけれど、いろいろ反省点も。
例えば歳差のことは押さえておいた方が良いので入れたけれど、そもそも日頃から星空を見ていないとわからないことなので、すっぱり切って惑星信仰に振った方がよかったなーとか。
ピンホールカメラの説明は実物持ってくれば良かったなーとか。
もっとたくさん動画を作っておけば良かったなーとか。


まあでもメインは4と5なので、そこはある程度ご要望にお応えできたかなという感じ。

5は『儺の國の星』『儺の國の星拾遺』から関連事項をピックアップ。
レジュメの文字数は少ないけれど、時間は一番かけたところ。
製鉄の民が金星暦を使うことや、渡来人の話も出来て満足。

そんなんこんなで反省は多々あるけれど、面白かったと言っていただけたのでヨシ!

私も楽しかったのでヨシ!