真名部なる氏族が太宰府に直属する

太陽の通る黄道から南の星群(ほしむれ)を〝つづら〟という。北の石位を〝かづら〟という。

『儺の國の星拾遺』p.108

真名部氏誕生の経緯とでも言うべき話は、天球を黄道で南北に分ける話から始まる。

物部なる氏族の家系は元来は星辰を祭る家系であってその先祖は中東にあり、いつの頃からか姜人中臣の氏族和睦して背振の北と南を領有。

天球を南北に分け、物部氏は〝つづら〟中臣氏は〝かづら〟の観測記録をとり続けていたとのこと。

代々この任についていた天文算数の名家から、真名部なる氏族が生まれ、太宰府に直属することになったという。

ここだけを見れば真名部とは物部氏と中臣氏のハイブリッドと言うことか。

筑紫には「つづらみびと」である葛生(くず)の氏族もいたので、真名部なる氏族は裾野が広いのかもしれないとも思う。