「だいち2号」観測データの解析により輪島市西部で最大約4m(暫定値)の隆起(2024年1月2日発表)
2024がスタートしたと思ったら、驚くべきニュースが続けて飛び込んできて言葉がない。
そんな中、国土地理院が早速地殻変動データ(2024年1月1~2日のもの)を出していたのが目にとまったのでメモ。
「だいち2号」の観測データを使用した2.5次元解析結果では、輪島市西部で最大約4m(暫定値)の隆起、最大約1m(暫定値)の西向きの変動がみられるそうだ。
(国土地理院webサイトより引用)
このブログではしばしば地形を扱うが、「現在と同じと仮定して」という但し書きがついている。
なぜなら陸地が乗っているプレートは常に動いており、河川の浸食や天災などでも変わるからだ。
過去の地形を語る時はよくよく注意しなければ、と改めて思った。
とりあえず、チェックした資料。
・九州地域の活断層の長期評価(第一版)
・警固断層帯の長期評価について (平成19年3月19日)
・宇美断層の長期評価
・1:25000 都市圏活断層図 警固断層帯とその周辺
・警固 – 産総研:活断層データベース
・博多湾における警固断層の活動履歴
yopioid氏の警固断層の東側が北上しつつ太宰府や天拝山辺りの狭隘部でうっ滞して隆起した説も面白いです。