Alkes⑬ 彗星と翼と玄白
コップ座アルケスの章に彗星の話が続くのは、この星が彗星の門である二十八宿「翼」にあるからでした。 その「翼」からの連想で、杉田玄白の話が出てきます。 解体新書を著した杉田玄白(一七三三~一八一七)の名は翼(よく)であった...
コップ座アルケスの章に彗星の話が続くのは、この星が彗星の門である二十八宿「翼」にあるからでした。 その「翼」からの連想で、杉田玄白の話が出てきます。 解体新書を著した杉田玄白(一七三三~一八一七)の名は翼(よく)であった...
前記事の続きです。 二十八宿の一つである「 翼よく」が「彗星の門」であることについて考えています。 翼よくの方向に見える彗星は、話の流れからほぼハレー彗星と考えられます。 次の図は、『儺の國の星拾遺』に引用さ...
二十八宿の「翼」には「万民の事始め」というイメージが付随していました。 それは彗星が関係しているところから来ていました。 彗星と関係していることがなぜ「事始め」になるのでしょうか。 中国の歴史書『竹書紀年』から引...
コップ座のアルケスは中国式星座二十八宿の一つ「翼」を構成する星でもあります。 『儺の國の星拾遺』によれば、北辰妙見信仰以前はこの「翼」が万民の事始めの星だったとのこと。 北辰妙見が生命の始元という信仰が現れる以前...
夜空の星々は様々な国でいろいろな見方をされています。 西洋でコップ座アルケスとされる星は、中国では二十八宿の一つ、「翼」を構成する星となります。 西洋式星座と中国式星座の重なりがわかるよう、図にしました。 下図の...