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諏訪大社の五穀種池

農業用ため池の水面

“発芽を水温によって早めた陸稲”というフレーズを見たとき、現在「種池」と呼ばれているものの話ではないかと思いました。

     種池とは、種籾を発芽させるために漬けておく池です。
     かつては農村の集落に一つ、共同池としてあったそうです。
     水温を一定に保つ必要があるため、深いのだとか。
     今は必要がなくなり廃れてしまったとのこと。
     

そう考えていた時、たまたま諏訪大社の五穀種池をアップされているブログを拝見し、「あっ」となりました。
神社に種池があると言うことは、「猿田(水漲田or赤米のこと)」の古代栽培技術を神事として残しているかもしれない、と思ったからです。

早速諏訪大社の五穀種池を検索。
このように書かれている文を見つけました。

神前の北の方往古御作田の神事有りし所也、天正十年兵火の後絶えてなし、今も世人五穀を紙に包みて彼(かの)種池に浸して吉凶を占うなり

諏訪大社と諏訪神社より 原文は諏訪教育会『復刻諏訪史料叢書』とのこと)

これは種籾を選別する様子を表しているのではないでしょうか。
赤米の古式栽培に関することはわかりませんでしたが、境内に種池がある事はとても象徴的だと思いました。

長野にもう一つ、気になる神社がありました。

樋知大神社(ひじりだいじんじゃ」というところです。

お種池(田苗池)の清水は常時9℃で叢祠の周りの水を濁すと滋雨が降ることで安曇野筑摩川中平から参拝に雨乞いの神事を行っている。

(引用元:長野県神社庁 樋知大神社)

常時9℃というのがミソですね。
発芽を促すため種籾を漬けるとき、一定の温度であることが大事でした。
また、低温の方がやりやすいということでしたから、ぴったりの環境です。
“田苗池”とも言うそうです。名が体を表していますね。
(水温9℃というと、冬は温かいことになります。寒い地方だと氷も張らず、種籾を維持するのに良かったでしょうね。)

こちらも古式栽培に関してはわかりませんでした。
今は雨乞いで有名なようです。
その方法が、池の水を濁らせるというもの。

これ、那珂川町の“つっぱり石”と同じです。

赤米の伝承がある日吉神社のすぐ近くにある石で、雨が降ってほしいときは石の前の溝をかき混ぜて濁らせるのだそう。
こちらに説明があります。(ページの中程です。)

種池から諏訪につながるなんて、思ってもみませんでした。

こうなると、日足を測る百尺の竿とは関係ないと思っていた御柱も気になります。
祭りの時期は5月ですし、柱の先端を三角に整えるというし。『那珂川の歳時月例』5月に登場したワードばかり。

上社下社に分かれていることも真鍋家の伝承で読めないことも無いような・・・妄想レベルですけれど。
って、あんまりこじつけてはいけませんね。

そしてやっぱり出雲が出てきます。
記紀神話と関係ないところで終始できればと思っていたのですが、稲作と星の話だけでは終わらないようです。
真鍋家の伝承には佐太大神の話もありまして、改めてまとめたいと思います。

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