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Alkes② 水引星・有年星・稲箋星 農作業を表す名前

コップ座α星アルケス 4等星の見つけ方
コップ座αアルケス(4等星)の見つけ方
 コップ座アルケスには、田付星のほかにも農作業を表す別名があります。

時あたかも田を割って水を入れる季節でもあるところから 水引星みづひきぼし、或は有年星(うねのほし)などとも呼ばれる。
(『儺の國の星拾遺』p.49)

百姓は籾種を ざるに盛って井戸の中に吊り下げ、寒の水に漬る。水温十五度が発芽を早めるからである。稲箋星(いなつきのほし)の名がこれで、いずれも杯、或は盃の形に思いをる名であったかもしれない。
(『儺の國の星拾遺』p.52)

 箇条書きにします。

  • 水引星(みづひきぼし)
     冬の間水を落としていた用水路に水門を開けて水を引き、田の準備をするところから来ている名前のようです。
  • 有年星(うねのほし)
     有年と書いて「ウネ」と読むのですね。水路の畝を立てるところから来た名前のようです。
  • 稲箋星(いなつきぼし)
  •  籾種をざるに盛って井戸の水に漬けるのは田の準備が整ってからでしょうから、同じ季節でも少し後のことになりますね。
     引用文では水温十五度とありましたが、水温は時代や土地・品種によって違うかもしれません。

 いずれもこの星が見える頃にする作業と結びついた名付けのようです。

 田園地帯では、田の準備を知らせる星だったのですね。

水路整備の様子
水路整備の様子(「河内アグリ活動記録」河内の井出さらえより引用)

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