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Alkes(アルケス)① 田付星

 夕方の空を見ると、獅子座・乙女座といった星座が出ています。

 その中にコップ座もあります。

 あまり知られていない星座ですが、この星座の α星アルケスを「田付星(たつけぼし)」と言います。

 しばらくコップ座アルケスの話をリライトして再掲することにしました。

田付星(コップ座αアルケス)
田付星(コップ座αアルケス)

 上の図の中央やや右下に、コップ座(盃座)があるのがわかるでしょうか。
 
 コップと言うより優勝カップのような形の星座です。太陽神アポロンの盃とも酒の神ディオニュソスのものとも言われているそうです。
 聖なる杯なのですね。

 この星が見える春から晩秋まで、人々が田漬け(米稲の耕作と収穫に田から離れることができない)になるから「たつけ」星の名になったそうです。
 今となっては実感が伴わない言葉ですが、一等星でもないこの星が注目されていたとは驚きです。
 おそらく「夕方あの山の上にこの星が見えたら田おこしをする時期」と言った具合、稜線など地上の風景とあわせて観測されていたのでしょう。
 だからこそ、高度が低いこの星が選ばれたのだと思いました。

 また春先に見えるところから様々な別名が生まれています。

「人が寒さを凌ぎ、春の近きを感ずるのがこの星である。(『儺の國の星拾遺』p.52)」

とのことです。

 なんだかステキですね。

『儺の國の星拾遺』p.49「田付星」のページ
『儺の國の星拾遺』p.49「田付星」のページ

 

*α星という表現について
  バイエル記号と言って、星座を構成する星を明るい順にギリシャ文字でナンバリングするやり方です。(必ず明るい順というわけではありません。)

例えば、コンサートの座席「アリーナAブロックの11番」を「A-11」と表現するような。

シリウス・スピカのような固有名詞を持たない星も、これで特定することができます。

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