御陵宝満神社から勧請された五社の一つ、山田宝満神社。
神社の縁起を書いた説明板。
延宝年間の鎮座と書かれています。
中宝満神社と同じ頃ですね。
境内はすっきりとしてきれいに掃除されていました。
御潮井もちゃんと用意されています。
瓦には16弁の菊。
梁を噛んでいる耳の長い生物と蟇又?妻飾り?の植物。
葉のかたちは菖蒲のようですが、玉依姫と菖蒲の取り合わせは珍しいと思いました。
と、ここで意外なものを発見。
懸魚に花菱があります。
花菱紋といえば伊勢神宮です。あるいは、地元福岡で有名な高良大社。
なぜここにあるのでしょう。
他の宝満宮にはなかったので気になりました。
境内には遙拝所がありました。
中宝満・乙金宝満と同じです。
御陵から勧請した神社には遙拝所があるようです。
拝む方向はどうやら乙金山方面のように思えます。(境内が整備されたとき移動したのかもしれません。)
文化8年の猿田彦大神。
境内摂社。
境内摂社の小さい祠の方を拡大します。
実はこの
山田村の「元宮」?
この祠には、村にまつわる思いがけない歴史がありました。
長くなるので次の記事で書きたいと思います。
(追記:書きました。こちらです。→「御笠森神社」)
山田宝満神社に関しては以上です。